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センターからのお知らせ

2019.12.21 お知らせ

新天地での医療~患者さんやスタッフから学びながら~

私は昨年度までは船橋市の南浜診療所で主に働いていましたが、今年度から市川市民診療所に所長として赴任しました。

初めて所長という立場にたつことのプレッシャーもありますが、スタッフの方々だけでなく患者さんたちからも「頑張って」「よろしくね」と温かい言葉をかけて頂きながら、ありがたく診療させていただいております。これから地域のことも含めて学びながら頑張っていきたいと思っています。

市川市は船橋市のすぐ隣とはいえ、周囲にどんな医療機関・介護福祉施設などがあって、それぞれの事業所にどのような特徴があるかなどは今現在も学んでいる最中です。当診療所スタッフからの情報はもちろん、元所長とともにご挨拶回りに行ったりもしましたし、時には患者さんにも聞いたりしながら情報を仕入れています。

これまでは新天地で働くときといえば研修中の身だったこともあり、ほとんど先輩医師の情報を元にご紹介してきました。しかし、当診療所はコンパクトなので、ほとんどの外来は1診体制です。地元のことを聞ける先輩医師は元所長のみですが、同時に勤務できる時間は限られています。

「こういう時、この病院の~~科だったらどういう対応をしてくれるのか」「この施設はどんな感じのところなのか」など紹介する前に悩めば、紹介した後も気になります。本当は患者さんに周囲の医療機関のことを聞くのは、「こちらが医療のプロなのに」という恥ずかしい部分もあるのですが、聞けば聞くほど実体験をもとにした生の声も含めいろいろな情報を教えて頂けて助かっています。最近は「次の患者さんのためになるならば」と恥ずかしがらずに「行ってみてどうだったか」をできるだけ聞くようにしていますので、患者さんの皆様、どうか所長を育てるつもりで今後とも教えてください。

よろしくお願いいたします。

篠塚 愛未(千葉・市川市民診療所)

(出展:『いつでも元気』2019年8月号)

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