2024.10.31 お知らせ
ふさのくに家庭医療センター総合診療プログラムを終了された篠塚医師の研修報告会が、南浜ファミリークリニックで開催されました。
所内スタッフに加え船橋二和病院・千葉健生病院からも指導医や研修医がオンラインで参加しています。
研修は南浜ファミリークリニックを基幹としつつ、船橋二和病院(総合診療・小児科)・亀田ファミリークリニック館山(家庭医療)・船橋市立医療センター(救急)・山武医療センター(内科)・六ケ所村医療センター(へき地)の各ローテートで行われました。
〇船橋二和病院での小児科研修
一般的な疾患の奥の深さを学べます。
加えて障害を持ったお子さんが成人になる中で、小児も成人も診察する総合診療医が受け皿となれる可能性、家庭環境や学校などの社会的要素の影響も念頭に置いたケアなど、総合診療医としての視点で学ぶ経験ができます。
〇へき地での診療所研修
BPS問題における比重や医療資源がない中での判断の難しさを感じる場面もありますが、それまで積み重ねてきた研修の延長であり都会でも僻地でも、総合診療・家庭医療の根幹同じであることを実感することができます。
4年間にわたる総合診療・家庭医療の専門医研修が、無事修了しました。
様々な地域やセッティングで研修をすることができ、多様な健康問題やニーズに対応する力をつけることができたと感じます。
また同時に、どのような診療現場においても、総合診療・家庭医療の根幹は共通であることを認識することができました。
あらゆる診療科を網羅するだけでなく、個人(患者・住民・医療者自身を含む)、それをとりまく家族や地域、コンテクストといったものそれぞれにフォーカスしつつ、より広く深く診ていくという家庭医療の醍醐味を感じることができた研修でした。
もちろん当院の特徴でもある、西洋医学の枠を超えた東洋医学的な診療についても、理解を深めて診療に生かすことができるようになってきました。
専門医研修は終了ですが、まだまだ未熟な点も多く、今後も日々学習や鍛錬を続けていきたいと思っています。
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